2008年1月26日土曜日

引越しのお知らせ

bloggerブログ・・・なかなか使いづらく少し苦労していたのですが、アメブロに登録したところこちらのほうが使い勝手がよかったのです。突然ですが、本日よりアメブロに引っ越すことに決定しました。更新版はhttp://ameblo.jp/slowbio/こちらをごらんください。よろしくお願いします。^^

無国籍春雨スープ

 

簡単で身体の芯から温まる春雨スープです

材料
春雨 2人分(2掴みぐらい)
厚揚げOR五目揚げ 半分
小松菜 2株(ちんげん菜でもOK)
トマト 小2
えのき茸 1/3パック

しょうが スライス3枚
出し汁 (かつお節、あごなど魚系だし) 4カップ
とりがらスープ(顆粒で無添加のもの) 小匙1
醤油 大匙1
塩 小匙1
ゴマ油 少々

レモン 適量


作り方
1.厚揚げを食べやすい大きさ、厚さに切ってフライパンで両面に焼き目をつける。

2.出し汁に鶏がらスープをいれ、しょうが、1の厚揚げ、えのき、トマトの順で加え少し煮詰める。

3.小松菜をいれ、小松菜に火が通ったら醤油、塩を加え、ごま油を少量たらしてレモンを絞ってできあがり。


メモ:ごま油とレモンを加えるのは味にアクセントを加えるためなので、あくまでも好み。しょうがが入ることによってピリっとした自然な辛さが出て、レモンを絞るとなんとなくタイ風になりますし、代謝を促す効果も大!出しの味がしっかりしていると塩気を少なくしてもコクがでます。身体の芯からぽっかぽかになりますよ~^^

2008年1月25日金曜日

ソウルフード風鯵フライ



いつもの鯵フライを一工夫して米南部風のカリっとしたものにしましょう。

材料
鯵 人数分
コーンミール 大匙2
地粉 大匙1
塩 少々
胡椒 少々
付け合せのレモン 適量


作り方
1.鯵は三枚におろして大きな骨を抜いておく。(開いて骨を抜いただけでもOK)




2.コーンミールと地粉を皿の上でよく混ぜて、塩コショウして下味をつけた鯵に薄くはたく。




3.菜種油をフライパンに分量の魚が被るくらいに熱し、高温で短時間揚げる。(短時間でさっくり素早く揚げるのがポイント。)揚げすぎると旨みが抜けてしまうので注意。




4.皿に副菜と盛り合わせてレモンを添えて出来上がり。




今日はひじきこんにゃくと、クレソン&人参のおひたしを添えました。クレソンと人参のおひたしは、さっとゆでてポン酢をかけるだけで簡単!クレソンの独特の苦味と食べにくさもおひたしにするとあっさり食べれますので試してみてください。

いい加減も味

母のはなしをひとつ。

母は私が幼少の頃より家業の寿司割烹店の割烹部を担当していた。母は昔かたぎの働き者で、育児の傍ら毎日父が営む寿司店で、てんぷらを揚げたり、数々の焼き物を焼いたり、炊き合わせを作ったりし、兄と私を育てた必殺料理人主婦だ。私が生まれた頃は店も景気がよく今のように回転寿司などなかったため、一週間に一度の定休日を除いて毎日のように忙しく働き、休みの日ともなると趣味のテニスや油絵にでかけていた。

なぜ料理ブログに母のことを書きたくなるかというと、料理人の母の背中を見て育った私は母から学ぶことが非常に多く、おそらく一般のサラリーマンの家庭に生まれていたら和食を食べることはあっても自分から関心を持って作ることは稀だっただろうと思うから、そして和食に対して郷愁を感じる情緒をくれた母親にとても感謝しているからだとおもう。先日友人と一緒に食事に行った際、TVで栗原はるみさんが言っていたひとことを思い出し、私はそのトピックを持ち出した。

今の若い人はすごくおいしいパスタを作るのが本当に上手。でも上手に切干大根が作れないとかあるじゃない?

確かこんなことを言っていたとおもう。確かに確かに!そうなんですよね。とTVの前でおもわず相槌をうってしまった。そういえば余談だけど、最近和を売りにする定食屋が矢継ぎ早にオープンしているわりに、おばんさいの美味しい店はめったにない。焼き魚はどこどこで採れた何がしなんかで、炭火焼やウォーターオーブンで焼いてるとかで、そこそこおいしいのに、付け合せの切干大根やひじき、煮物など食べるとがっかりした経験がある人も少なくないはず。やっぱりこれはね、愛情に欠けるからなのかもしれません。だって食べる人の顔を見ながら調理しているわけじゃないからです。家庭料理はやはり家で作るからこそ家庭料理だからなんです。

話はぐぐっとそれたけれど、かくいう私の友人もそのトピックにたいしては「切干大根てうちにあるんだけど、どうやって作るの?」とあんぐり顔でたずねてきた。

切干大根を作れない彼女を責めるわけじゃないけれど、実際の話、上でも書いたように一般のサラリーマン家庭に育った彼女のようなお嬢さんたちには、きりぼしだいこんって?てな人も多いかもなあと思った。でもこればっかりは仕方がないんです。だってそういうおばんさいの傍らで育った人もそうでない人もいるわけだしね。でもやっぱり和食を食べるからにはおいしく食べたい。そう思うのです。

それでこの話がタイトルとどうつながるかというと・・・・ 確かに和食はおいしく作れるに越したことはありません。けど、誰もが一流の割烹料理屋さんのように凝ったものを作る必要はないと思う。普通においしいひじきが作れれば、美味しい煮豆が煮えれば、切干大根が作れればそれでいいというか、それがいいんです。

先日うちの母が料理を作っている傍で私が見ていると、煮物を作っている母が里芋とか大根なんかを違う煮物を作るのに一緒に茹でているのを目撃した。やだあ!いい加減だなあーと私がいうと、「あらなんで?いいじゃないの。だって下茹でするだけじゃない。」というのを聞いてぽかーんとした。・・・ま、確かに・・・そうなんだよな・・・家庭料理の醍醐味・・か。

一見いい加減そうだけど、うちの母親の料理は実に美味。どんなに私が頑張っても母親の作った芋の煮っ転がしや炊き合わせには勝てない。厨房で毎日割烹料理を作る、でもテニスや油絵は辞めたくない。そんななんでも片手間な母だけどそれが人生だし、料理って人生にも似ている。

料理は母のように年季が入ってくると、いい加減がおりなす独特のハーモニーが生まれてくることによって本当のおいしさが生まれてくるのだ。そして母はそれを知っている。それは、カップイッパイとかケイリョウスプーンオオサジイッパイとかではない。匙加減という言葉がある。ウェブ辞書で調べると(1)薬の調合の加減。(2)医者の治療のしかた。(3)料理の味つけの具合。(4)手加減すること。配慮。手ごころ。「事の成否は彼の―一つで決まる」とある。この(4)の配慮、手ごころというところに注目。要は食べる人の顔を思い浮かべながら作った料理は配慮や手心なのだ。

いい加減は決して雑なのではなく、温かみとか手作りの良さと理解したい。調味料の量ではなく、それこそが匙加減なのかもしれない。定食屋の料理もいいけれど、家で常備食を美味しく作ってちょびちょび食べ合わせる良さがわかる日本人でありたいなと思う今日この頃です。






小腹が空いたときの味噌汁

つい1週間ほど前までは全然寒くないじゃん。こんなの全ぜ~ん寒いうちになんてはいんないよおなんて思っていましたが、今年もついにやってきましたね。この身を切るような寒さが・・・ 今夜犬を連れてテクテク歩いているときに実に身がぶっ千切れそうな寒さを体験いたしました。本当に文字通り腕や脚が付け根からぶっちぶち切れそうな寒さでした。

以前、シカゴ出身の知人が日本の寒さなんてマイルドじゃない!へっ(へっとは言っていませんが)とかいっていたのをこういう身を切るような寒さの夜って必ずといっていいほど思いだしてしまいます。

こんな夜に、私がもし男性でサラリーマンだったとして午前様などしてご帰還した暁には、寝巻きにカーディガンなんか羽織ってキッチンで転寝してちょっと涎なんか拭き拭き目を覚まして、寝ぼけ顔で「遅いわねもぅ!」とかいいながら、しかめっ面で怖いけど、そいでもしっかりたっぷりお野菜の入った酔い覚ましのお味噌汁など作って待っていてくれたらきっと天国なんだろうなあ。なんて妄想してみたりする。寒い夜の夜食にはお腹にもたれずとも、しっかり身体が温まってほんわかした気持ちになるあったかい味噌汁なんていいですね。



さっとできる酔い覚ましの強力味噌汁

材料
出し汁 2カップ
長いも 3cmほどをスライス
梅干 1個
わかめ 適量
水菜 1株
麦味噌 適量

作り方
1.出し汁を温め、長いもと梅干を砕いたものを加え、味噌を少量いれ味を調える。(梅干が入るので味噌は控えめに)

2.煮立てずに温まったら火を止めわかめを加え、器によそったらざっくり切った水菜を加えしんなりさせたら出来上がり。

栄養たっぷり満足感満点のお味噌汁ですよ~

2008年1月24日木曜日

野菜たっぷりじゃがいものほくほくお焼き風と蕪のホットサラダ



野菜たっぷりじゃがいもの澱粉を生かしたヘルシーお焼きと蒸した蕪のサラダです。

材料
じゃがいも 中3個(大なら2個で2人分)
長ネギ 1/2
えのき茸 1/2袋
刻み昆布 30g(水で戻したもの)
小松菜 2株程
醤油 大匙1
ゴマ油 大匙1
菜種油 少々
バター 小匙1(隠し味)

作り方
1.えのきは小房に分け、長ネギは斜め切り、刻み昆布を水で戻したものを菜種油を敷いたフライパンで中火で炒める。火が通ってきたらバターを加え醤油を廻しがけ1瞬強火にして香りを出し、すぐに火からおろす。

2.じゃがいもをフードプロセッサーにかけ(フードプロセッサーがない場合はすりおろす)ボールに移し、小松菜のみじん切りを加え、さらに1を加えよく混ぜる。

3.ゴマ油を敷いたフライパンに2をスプーンなどで食べやすい大きさに(パンケーキを作る要領で)ぽたぽた落とし、中火で両面がしっかりした硬さになるまで焼き目をつけてできあがり。

4.出来上がりに醤油のほか、ぽん酢などをかけて食べてもいいかも!

メモ:刻み昆布は普通常備しているものでもないので、ひじきなどを同じ要領で使ってもいいかもです。海草はミネラル分たっぷり。冷え性の人は積極的に摂ることをお勧めします。^^



付け合せの蕪のホットサラダの作り方です。

材料
小蕪 食べる分だけ
ゴマペースト 大匙1
梅干 1個
出し汁 (昆布だし) 大匙2

作り方
1.蕪は葉の部分と白い部分を別にし、よく洗って食べやすい大きさに切り、白い部分はゴマ油を敷いたフライパンで焼き目をつける。

2.蒸し器に1と葉の部分をいれ柔らかく蒸す。

3.ゴマペースト、叩いてペースト状にした梅干に出し汁を加えて練ったものを添えて出来上がり。

せりとドライトマトのさっぱり胡麻和え



せりのシャキシャキとドライトマトの食感が絶妙!

材料
せり 1束(4人前)
ドライトマト 5個
白ゴマ 大匙1
白ゴマペースト 大匙1
醤油 小匙1
本みりん 小匙1

1.ドライトマトは水で20~30分ほどもどし、(種類によって違いますが、今日は硬めだったのでちょっと戻し時間が長くなりました。)食べやすい大きさに切っておく。

2.せりはさっと茹でてざるにあげ冷めたら5cm程度に切る。

3.白ゴマをフライパンで乾煎りにし、すり鉢ですったところに白ゴマペーストと醤油、本みりんを加える。

4.3に1と2を加え混ぜ合わせてできあがり。


ドライトマトは酸味と塩味が強いので味付け特にしなくてもいいぐらいです。醤油は隠し味?かな・・・