2008年1月22日火曜日

おこたについておもうこと



今日のような寒い日はやっぱりおこたでゴロゴロしたい。うちの実家のおこたはいわゆる正方形の普通のおこたなのです。それもうんと小さい部類に入るおこた。

私の家では2人きりであるにもかかわらずちょっと大きめの長方形のおこたを使っている。二人でおこたに入る際、どっちがどこに座るか・・・これでなんとなく悩んじゃうんですね。今私が長四角の長い辺のほうに座りノートパソコンを目の前にチャカチャカとタイプしているわけだけど、同居人がとなりの短い辺に寝そべるといつもとたんに眠りに落ちかなり派手なイビキをかくわけですよ。ああ・・・もう私の寝そべるスペースがなくなったじゃないか・・・

話が横にそれましたが、私はこの長方形の長い辺に座り少し居心地の悪さを感じるのはなぜなんだろう?とふと思ったわけです。それが今日実家で正方形の極小おこたに入っているとき。同居人同伴で実家に行き、母と3人でおこたでお茶を飲んでいたのだけど、脚なんか全然伸ばせないし窮屈でたまらないのに、なんというのか・・・・ 妙に心地いいのですよ。うちの長方形のおこたのほうが朗かにスペイシーなゆとり空間のはずなのに、何故か居心地が悪い。どうしてなんだろう?そこで結果的に出した私なりの答えはきっと広さが居心地のよさを作るのではないのかもしれないな~ということ。

実家のおこたには母が手作りで編んだこたつ掛けとかキルトだとかが無造作に心地よく幾重にも重なっているのよね。それがそこはかとなくぬくぬくした感じでちょっと離れた位置から見ると誘っているんですよ。手をこまねいてね。なあんだ、これなんだ・・・・ 無造作でありながらちょっと田舎臭いけど、あったかみのある家庭的な演出。考えてみれば私の家のおこたにかかっているこたつ布団は他人行儀でマニュファクチャードで味もそっけもないこたつ布団だけ・・・。それに比べ母が手作りで仕事の合間に作った大作が主のようにこたつの上に君臨している図はなんかかわいらしいというか、きゅんとするわけですよ。 こたつの温もりを作り出すのは決して温度だけじゃないのですね。この家庭的な演出に違いありません。

鉤針でも出して余り毛糸で人生初のこたつがけでも編もうかな~、なんて思った夜でした。今年の冬はこたつがけ製作で終わりそうな予感です。

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